トップ アイコン     国会議員 意見を聞く会の案内
2000年3月17日
カウンタ
from 2000/3/17

2000年3月17日

謹啓 関係各位

                         恩寵園の子どもたちを支える会
                              代表 浦島 佐登志

児童養護施設で虐待を受けた子どもたちの声を聞いてください

児童養護施設は、様々な事情で親や家族と暮らせない子どもたちが生活する場所です。子どもたちの中には、残念なことに親からの虐待を逃れてきた子もいます。しかし、安全に暮らせるはずの児童養護施設で、様々な虐待が、日常的に繰り返されてきた施設がありました。

 千葉県船橋市にある児童養護施設「恩寵園」では、大浜浩前園長を始めとした一部の大人たちによる虐待が、20年以上に渡り行われてきました。子どもたちを金属バットで殴る、蹴る、食事をさせない、長時間正座させる、といった、信じられないような虐待でした。子どもたちは、殴られるだけでなく、「恨むなら、お前たちを入れた親を恨め」と、心を傷つける言葉を言われ続けていました。
 夕食も4時45分から始まるため、それまでに帰らなくてはならず、クラブ活動や友だちづきあいもできませんでした。園内の規則もきびしく、生活の場所というよりも、収容所のようでした。
 さらに、恩寵園の元指導員で、大浜浩前園長の次男の大浜晶(31才)が、女子児童に対する強制わいせつの容疑で、3月8日に逮捕されました。肉体的、精神的、そしてこのような性的虐待を幼い頃から受け続けた子どもたちの身体と心の傷は、想像を絶するものだと思います。

子どもたちの被害はそれだけにとどまりません。
 様々な虐待を受けてきた男子児童は、とにかく施設を出たいからと、クラスメートと一緒に進学したいのに、施設からの高校進学は望まず、中学校を卒業すると15歳で卒園して行きました。その結果、男子児童は15年間1人も在園しながら高校進学をしていません。(国は児童の自立のために、在園しながら高校進学できるようになり、養護施設の子どもたちの高校進学率は現在約80%にもなります。)
 女子児童は数名進学していすが、園長に土下座をして頼み、やっとの思いで進学した子もいます。恩寵園の子どもたちの大半は、中卒のまま社会に放り出され、大変苦労しています。

 虐待を受けながらも、子どもたちにとっては、園が唯一の生活の場でした。幼くして親元を離れて集団で暮らし、学校へ通い、たった一度の子ども時代を過ごした家なのです。多くの卒園生は卒園後、一度も園に遊びに行きません。いい思い出がないからです。先日、やっと連絡を取り合えるようになった数人の卒園生が園に行きました。しかし、玄関先で追い返されました。
 卒園後、散り散りになり、10代から自立を迫られた卒園生たちが、やっと「自分がやられてきたことはおかしい」「弟や妹たちにはこんな思いはさせたくない」「楽しく、思い出になる施設暮らしをして欲しい」と、過去の虐待体験を語り始めました。
3月22日衆議院会館において、関係国会議員の方を前に卒園生たちが話をできる機会をいただき、心から感謝いたします。児童養護施設の子どもたちの安全は、私たち大人が意識して守らなければ、誰も守ってくれません。
一般の方も参加できますが、席に限りがありますので、お名前、住所、電話番号を明記の上、電子メール(onchoen@po4.lunartecs.ne.jp )にて、お申し込み下さい。大変恐縮ですが、当会の窓口は電子メールのみに限らせていただいています。

恩寵園の子ども達を応援するホームページもあります。詳細はホームページをご覧下さい。
日本語版 がんばれ!恩寵園の子どもたち ( E-mail onchoen@po4.lunartecs.ne.jp
http://www4.lunartecs.ne.jp/~onchoen/
英語版−English Child abuse at the juvenile welfare institution "Onchoen"
(Chiba Prefecture, Japan)
http://www4.lunartecs.ne.jp/~onchoen/english/e-index.html

主催者が関係国会議員向けに作成された案内の写しです。


 2000年3月17日

各位

児童養護施設「恩寵園」の虐待事件について
意見を聞く会のご案内

民主党衆議院議員
石毛 ^子
田中  甲
肥田美代子

 児童養護施設「恩寵園」での虐待事件については、すでに新聞報道等でご存じのことと思います。現在、同園の卒園生有志が社会福祉法人恩寵園、元園長、千葉県を相手に裁判を起こされています。
 国会でも児童虐待について論議が行われている折、裁判の原告の卒園生の皆さんから実情についておうかがいしたいと思います。
 急なご案内ですが、ぜひご出席下さいますようお願いいたします。以下の文は卒園生有志の方々からお寄せいただいた文の一部です。  

 「施設の中では、毎日誰かが殴る蹴るの暴行を、園長を初めとした大人から受けてきました。私たちは、殴る大人から『恨むなら親を恨め、おまえたちを入れた親が悪い』と言われて育ちました。でも今それはおかしい、と言わないと、今も施設で暮らす自分たちの弟、妹が同じ状態になることを知りました。
 「私たち卒園生は、どうすれば養護施設の子ども時代が楽しいものになるか一番知っています。卒園生と在園生が支え合い、遊び合える施設にしたいです。どうか、私たちの話しを聞いて下さい。


  ・日時  3月22日(水)11時〜12時
  ・場所  衆議院第2議員会館第2会議室
  ・お話  児童養護施設恩寵園卒園生有志
   

問い合わせ先
石毛^子事務所