トップ アイコン     施設運営及び処遇改善計画の
改善進捗状況報告書

2000年6月6日
カウンタ
from 2001/8/12

平成12年6月6日
              恩 発 45 号


千葉県知事
  沼 田  武 殿
                          

社会福祉法人恩寵園
理事長 最首 和雄



施設運営及び処遇改善計画の改善進捗状況報告書


標記報告書を別紙のとおり作成しましたので提出いたします。
ご査納くださいますようお願いいたします。


平成12年6月6日 


千葉県知事 沼田 武様

社会福祉法人恩寵園
理事長  最首 和雄


施設運営及び処遇改善計画の改善進捗状況報告書



 平成12年 4月18日に提出した児童養護施設恩寵園・改善計画の進捗状況について下記の通りご報告いたします。

  1. 責任の明確化と人事上の措置について
    @ 事長職務代行者として石原 亮理事、法人運営担当理事として大塚昭二理事、
      施設運営担当理事として石橋 弘毅理事を任命しました。
    A 大浜浩前園長については、5月27日の理事会において、懲戒解雇としました。

  2. 法人の運営について
    @ 理事会については4月12日、5月27日と二回開催し重要案件の審議及び施設の状況の報告を
      園長より受け、子ども自治会の発足、交通安全教室を開催し児童の安全への意識を高めた上で
      自転車禁止の解禁、職員と子どもとによるお風呂掃除当番の見直しなど、処遇状況を確認・評価
      しています。
    A 児童の権利宣言、子供の権利ノート、を5月27日の理事会で採択しました。
      また、第三者機関として「恩寵園子ども相談室を設置することを議決し下記の三名の方に委員を
      依嘱することを承認しました。
        内田 徳子氏 弁護士
        北川 清一氏 明治学院大学教授
        宮崎 創 氏  日本キリスト教団牧師
      六月初旬には開設する予定で準備を進めています。
    B 法人の運営が適正に行われるべく、新たに社会事業に知識経験を有する者及び地域代表として
      理事を2名増員することを、5月27日の理事会で決定し、定款変更の申請をすることになりました。
      尚、社会福祉事業について知識経験を有するものとして、児童養護施設 野の花の家園長花崎
      みさを氏を予定しており、地域代表としての理事は現在交渉中です。定款変更が承認された後、
      次回理事会で、決定する予定です。

  3. 施設運営について
    @ 生活ルールの設定については、生活のリズムの乱れをただし、子どもたちの道徳観の起訴となる
      秩序感覚を育てるため、食事の時間が規則正しく、そして団欒の場となるように職員・児童の意見
      も聞き、夕食時間を午後5時から午後6時に改めました。あわせて就寝時間を午後8時から午後9
      時に改めました。また家庭学習の習慣を育てるたて、公文式教育を取り入れることにしました。
       なお、この見通しにあわせて、職員の勤務時間に関し就業規則を改正しました。
     処遇基準については、そもそも懲戒という発想は、児童が問題行動を起したとき、罰してでも矯正
     するという考え方が根底にあります。恩寵園では、問題行動は児童からのSOSなのだと理解し、
      問題行動がなくなるよう、職員は児童に対して援助することを基本とします。
     したがって問題行動に対して懲戒権を用いるということは、恩寵園には無縁であります。
      児童の処遇にあたっては、子どもたちの道徳観の基礎となる、秩序感覚を育てること、園が園児に
     とって快適な生活空間となるようにすることを柱とし、「自由で愛に充ちた園」を目標に日常の養護に
     携わっていくこととします。
      職員には、若く経験もそれほど深くないものもおりますが、日常生活の中で思わず感情的になり、
     怒りを子どもにぶっつけることがないよう、職員が自他ともに自戒するよう話し合い、職員自身が自己
     を律し、襟を正すようにいたします。
      また適切な児童の処遇が行われているかを、職員自らが確認するためのチェックリストを作り、
     適切な処遇の確保に役立てます。
    A 児童による自治会は4月中4回、5月中3回開催されました。しかし、児童が自治会活動に不慣れ
     なため、秩序ある会議に育つまでは、まだ時間がかかりそうです。
      また、保護者会を5月14日開催し、保護者、子ども、職員の相互理解を深めました。25家族中、
     5家族が出席しました。
    B 年間研修計画別紙のとおりです。
     5月26日の研修には、柏児童相談所次長をお招きし、「抱っこ法」の思想や技術が、日常の生活
     指導にどのように役立つのかをお教え頂きました。職員は日頃無意識に行っている抱っこの理論的
     説明を聞き、感銘と自信を深めていました。
      抱っこ法の講義のあと柏児相措置児童のケースカンファレンスとなり担当職員に適切な助言を
     いただきました。
    C 関係機関との連携は、小中学校との懇談会が、5月に一回づつもたれました。
     養護施設恩寵園とはどういうところなのか、素朴な質問が相次ぎ、相互理解の貧しさを実感し、
     隔月のケースカンファレンスには、児相の職員ばかりではなく、小中学校の生活指導の先生を
     是非お招きしなくてはならないと痛感しました。
      また、3人の中学3年生の進路については、中学の進路指導の先生と連絡を密にし、高校進学の
     準備を始めました。

                               以上