トップ アイコン     大浜浩有罪判決・県職員に対する懲戒請求
を報告するビラを県庁前配付

2001年8月2日(木)
カウンタ
from 2001/8/3

 8月2日(木) 恩寵園卒園生3名と支える会7名で、千葉県庁前でビラまき(1000枚)をしました。人の流れは五月雨でしたが、ほとんどの方が受け取って下さり、35分ほどで用意した1000枚のビラが全てなくなりました。

3時00分 
千葉県庁集合
懲戒請求申入書の受取部署が判明せず、とりあえず、児童家庭課が受領し、知事に「確実」に手渡すとのこと。
知事室秘書に本とビラを渡す。
成田美代商工労働部参与(部長クラス)は出張で不在。
3時30分
千葉県自民党に、議会質問のお礼と大浜浩有罪判決の報告
4時00分
損害賠償請求裁判傍聴
被告弁護人が、「原告4名が告訴時未成年であるので、詐欺行為である。裁判は無効」と主張。裁判官が「その原告が外れても、原告が一人でも残っていれば後半は続けるのだから同じ事」と怒った口調で答える。
4時30分
県庁記者クラブで記者会見
懲戒請求、裁判の報告
5時00分
再び成田美代参与を訪問。出張先から直帰とのことで、懲戒請求申入書(写)とビラを秘書に預ける。
5時05分
ビラまき開始
5時40分
ビラまき終了(1000枚)

2001/8/2(木)県庁前配布ビラ 
(MS-WORDファイル37KB) ダウンロードして、両面に印刷し、お知り合いに配っていただけると嬉しいです。

児童養護施設恩寵園 前園長大浜浩
園児への傷害で懲役8か月実刑判決


 7月27日(金)午後、千葉地裁にて、千葉県船橋市の児童養護施設「恩寵園」で園児を虐待したとして、傷害罪に問われた前園長大浜浩に対する判決公判が開かれました。
検察側の求刑1年に対し、懲役8か月、執行猶予なしの実刑判決という、初犯であるにもかかわらず、
大変重たい判決でした。

下山裁判官は、1時間もの長きに渡り、判決文を読み上げ、その中で大浜浩の行為を「抵抗するすべを持たない幼い児童に、刈り込みばさみで切り付けた悪質な犯行」「はだしでベランダに出たというささいな規則違反をしたとして傷害を負わせたのは行き過ぎた戒めで、同じような犯行を防止するためにも厳しく対処する必要がある」「園児に対する懲戒権行使の範囲を逸脱した反社会的犯行で、動機に酌量の余地はない。児童養護施設に対する信頼も失墜させた」と激しく断罪しました。
なかでも、「保護者からお預かりしている子どもを傷つけたことに対し、万が一事故であったとしても、子どもたちよりも記憶に残って当然である。しかるに、被告はよく憶えていないと極めて無責任な態度に終始しており、児童養護施設の最高責任者である園長としての資格はない」と、大浜浩が児童養護施設長として不的確であると断定しました。
そして、このような傷害事件では、執行猶予がつくのが慣例ですが、「情状酌量の余地はない」として、極めて異例の初犯での実刑判決となりました。

しかし、前園長は、この1件だけでなく、数え切れないほど多くの傷害事件、暴行事件を起こしています。そのほとんどが、法の時効の壁に阻まれ、刑事事件としての立件は出来ませんでした。子どもたちは、殴られ損となり、権利侵害を回復することが出来ませんでした。いったい、誰が、その責任を負うのでしょうか? 
#当然千葉県が負うべきですよね(▼▼)

さて、今回の判決で、恩寵園に関する3つの判決が揃いました。
2000年1月の「大浜浩恩寵園長への県の措置費支出をめぐる住民訴訟判決」では、措置費の返還は認められなかったものの、恩寵園の児童虐待を17件認定し、改善勧告をしなかった千葉県は違法であったとして、千葉県の不作為を断罪しました。

2000年10月の「大浜晶指導員の強制わいせつ・強姦事件判決」では、「被害を他人に打ち明ければ施設から追い出されてしまう、という女児の不安につけ込んだ卑劣極まりない犯行。女児は深刻な心の傷を受けた」と激しく断罪し、懲役4年実刑判決を下しました。

そして、今回の大浜浩前園長の傷害事件判決です。今回の判決では、千葉県は傍聴にも来ず、なんら謝罪声明も出していません。千葉県が(強権的に)恩寵園に措置した児童が園長により傷害を受けた、いわば千葉県の監督責任を問われる事件であるにもかかわらずです。この千葉県の不誠実さは、信じられるものではありません。千葉県児童家庭課職員は、人の血が流れているのでしょうか? 理由もなく殴られ、蹴られ続けた子どもたちの痛みが分かっているのでしょうか?
私たちは、千葉県庁には血の通った人間が勤めていると思いたい。

3つの判決で、恩寵園における児童虐待の実態を司法が認定しました。千葉県は、不作為により子どもたちに対する虐待に、結果として荷担しました。5年前の子どもたちの訴えを無視することで、大浜浩・大浜晶の児童虐待に、事実上の共犯者となりました。

このたび知事が替わり、千葉県では初めての女性知事が誕生しました。その女性知事である堂本知事に問います。千葉県知事として、恩寵園の児童虐待にどう対処するのか? 命を産み、育む女性として、職員にレイプされた少女や、園長に傷つけられた子どもたちの痛みを、どう考えているのか? 今までの「男性」知事と同じスタンスなのか? 
是非、女性知事として、子どもたちの訴えに答えて下さい。

現在、卒園生たちは、失われた子ども時代、虐待され続けた子ども時代の尊厳を回復すべく、千葉県に対して損害賠償請求訴訟を起こしています。千葉県が、その過ちを認め、虐待され続けた子どもたちの権利回復に真摯に向き合うことを求めます。



2001/8/2 恩寵園の子どもたちを支える会

職員に対する懲戒の請求を行いました


 本日8月2日、恩寵園卒園生と恩寵園の子どもたちを支える会は、千葉県堂本暁子知事に対して、「懲戒の請求等に関する申入れ」を行いました。

大浜晶の小6少女に対する強制わいせつ・強姦罪の確定、大浜浩の児童に対する暴行傷害罪の一審判決により、恩寵園における児童虐待が、刑事裁判においても認められました。

5年前、子どもたちが必死の思いで千葉県庁まで出向き、成田美代課長(当時)に訴えました。しかし、成田課長は、「自分たちにはどうしようもない」と子どもたちを突き放しました。社会福祉法人を監督する責任があり、子どもたちを(強制的に)養護施設に措置する権限を有する成田課長は、その職務を放棄し、子どもたちを見殺しにしました。
子どもたちは、誰も助けてもらえないと集団で脱走し、あちこちの児童相談所に駆け込み、大浜浩以下職員の暴力行為を訴え、大浜晶がいやらしいことをすると訴えました。
しかし、前田中央児童相談所長(当時)を始め、千葉県の児相職員もまた、その子どもたちの必死の訴えに耳を貸さず、結果として児童虐待に荷担しました。

5年前千葉県が真剣に対応していれば、小6少女の強姦事件は発生しなかったでしょう。子どもたちが殴られ、傷つけられることもなかったでしょう。子どもたちを(強制的に)児童養護施設に措置し、児童養護施設に対する監督責任のある千葉県は、今回の判決をどう受け止めているのでしょうか? 恩寵園において、虐待はないと言い続けていた千葉県職員は、裁判所の有罪判決に対して、どのように責任を負うのでしょうか?

私たちは、恩寵園の児童虐待を見過ごし、子どもたちに多大なる傷を負わせ、施設から放り出した千葉県職員に対し、地方公務員法違反として、懲戒の請求を致しました。公務員といえども、職務を遂行しなければ、懲戒免職を含む行政処分を受けるのが相応です。県民のために働かない職員は、職員である必要はありません。ましてや、不作為により児童虐待に荷担する職員は、退職金すら払う必要はありません。
(大浜浩も、恩寵園を退職する際に、退職金は支払われませんでした。)

私たちは、千葉県知事の児童虐待に対する姿勢を問います。 

恩寵園の卒園生たちの闘いが本になりました

養護施設の児童虐待
−立ち上がった子どもたち−

恩寵園の子どもたちを支える会編
明石書店 定価1800円+税

 恩寵園における児童虐待と千葉県の無策ぶり、子どもたちが自ら立ち上がり、廃園を撤回させ、園長を退職させ、損害賠償請求訴訟を起こすまでの流れを、本にしました。1冊の本では書ききれず、かなりの部分をカットしましたが、戦後50年余の児童福祉史に残る記録です。

カ ン パ の お 願 い


 私たちの仲間は未成年者が多く、中卒で放り出され、保証人がいないため正式な就職もできず、アルバイトをしながら不安定な生活を強いられています。これから裁判の間中、仕事を休んで裁判に出ることになります。このようなビラを作ったり、裁判所への交通費なども大変な金額になります。私たちには、お金がありません。出してくれる親もいません。自分たちでお金を作らなければなりません。私たちの裁判を応援して下さる方は、カンパをお願い出来ないでしょうか。お気持ちでけっこうです。よろしくお願いします。

 郵便振替 00190−3−168955 恩寵園の子どもたちを支える会